船乗り込み実行委員会は5月29日、「六月博多座大歌舞伎」(6月2日より公演)の出演者が船に乗って、清流公園から博多リバレインまでの800メートルを下る「船乗り込み」を開催する。「船乗り込み」は、歌舞伎興行の際、出演俳優や一座が「ご当地到着」を船に乗ってお披露目する、江戸時代に始められた歌舞伎独特の伝統行事。博多座では、開場記念行事として平成11年5月に開催したのが始まりとなり、全国では大阪松竹座と博多座のみで行われている。当日は、13時よりキャナルシティ博多・地下1階のサンプラザステージで乗船式典を行い、13時25分より中村勘三郎さん、中村芝翫(しかん)さんら12人の役者をはじめ関係者約100人が清流公園で9隻の船に分かれて乗船し、川端ぜんざい広場前で口上披露をした後、14時に博多リバレインで下船する。到着後にも、博多リバレイン・フェスタスクエアで式典を開催する。雨天の場合は5月30日に順延予定。問い合わせは博多座(下川端2、TEL 092-263-5874)まで。