西日本鉄道(天神1)は5月27日より、福岡市内を走るグループ会社のタクシーに高速配車システム「デジナビ」を導入する。導入車両は、福岡西鉄タクシー(南区)=199台、東福岡西鉄タクシー(東区)=22台。これまでは、アナログGPSを使った配車システムを利用し、担当者が予約を受け付けると、別の配車担当が最寄のタクシーを検索し、乗務員へ音声で配車指示を1台ずつ行なっていた。今回導入する「デジナビ」は、事前に登録している顧客から予約を受け付けると、コンピュータが登録データを参照し、最寄のタクシーに自動で迅速な配車指示を行なうとともに、顧客の名前や位置情報が全車両に搭載しているカーナビに文字で表示される。また同システムでは、複数タクシーへの配車指示を同時に行なえるという。投資額は約1億1,000万円。