福岡市立のミュージアム3館は1月21日、ネット上で世界のミュージアムの所蔵作品を高解像度画像で鑑賞できる「Googleアートプロジェクト」での公開を始めた。
Googleアートプロジェクトでは、欧米の美術館などを中心に世界のミュージアムの1000点以上の作品が鑑賞できる。国内では東京国立博物館なども作品を公開している。
今回、公開したのは福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園)、福岡アジア美術館(博多区下川端町)、福岡市博物館(早良区百道浜)の3館。福岡市美術館は、重要文化財13点を含む古美術、近代美術作家の作品など76点、福岡アジア美術館は、近代美術や現代アート作家の作品など130点、福岡市博物館は、国宝「金印」や名鎗「日本号」、名刀「へし切長谷部」など186点を、それぞれ掲載している。
福岡アジア美術館と福岡市博物館は、館内をパノラマ画像「ミュージアムビュー」で楽しめる機能にも対応する。福岡市美術館は2019年3月の施設リニューアル後の配信を予定。
福岡市美術館学芸課の鬼本佳代子さんは「世界への発信力の高さに期待し、実際の来館へつなげたい」と期待を寄せる。