九州朝日放送(福岡市中央区長浜1)とRKB毎日放送(早良区百道浜2)は3月7日、FM補完放送(ワイドFM)を3月28日より、それぞれ始めると発表した。
FM補完放送とは、高層ビルなどが原因の都市型難聴や外国波混信などの難聴対策や災害対策になるとして、AMラジオ放送を雑音が入りにくいFM放送用の周波数を使って行うもの。県内にFM補完中継局4局を開設し、県内ほぼ全域で聴くことができるという。聴取には、90メガヘルツを超える周波数を受信できるFMラジオが必要。
「音質もクリア。野球中継など一味違う臨場感を楽しめる」と九州朝日放送の武内健二社長。RKB毎日放送の井上良次社長は「もう一度ラジオを役に立つメディアにしたい」と期待を寄せる。
放送開始日には両局の共同特別番組の放送やイベントも予定する。