アンスティチュ・フランセ九州(福岡市中央区大名2)で現在、福岡市在住のフランス人イラストレーター、ヴァンサン・ルフランソワさんの個展「日本にある街-福岡の幻影的肖像」が開催されている。
1991年から福岡に住み、フランス語講師などをしながら作品を手掛けるヴァンサンさん。福岡の街をモチーフにした漫画を中心に描いており、同展では博多どんたくや博多祇園山笠、柳橋連合市場、大相撲九州場所、大濠公園など、ヴァンサンさんが実際に訪れて出会った人や体験などをストーリーに盛り込んだ作品21点を展示している。
浮遊するちょうちんが顔にぶつかってきたことから始まる屋台店主との出会いや山笠に参加する人の何気ない会話を描いた作品などユニークな作品がズラリ。「福岡の街の匂いや出会った人との会話が好き」というヴァンサンさん。「漫画を見て、その場所に行ってみたいなと思ってもらえたらうれしい」と話す。
開催時間は10時~19時(土曜は18時まで)。入場無料。5月28日まで。