6月12日、サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会で日本代表チームがオーストリアを相手に初戦を戦い、スポーツバー「Fire Ball Cafe(ファイアーボールカフェ)」(天神2、TEL 092-732-8688)でも約120人のサポーターが日本代表を見守った。
同店は天神の中心部にあり、スポーツ選手のサインが要所に飾られているなど、スポーツ観戦好きの間では「言わずと知れた」名所。当日は、15時から店の前に客が並び、予約が殺到した。店長は「400名くらいの客が並んだかも」と話している。試合が始まると「ニッポンコール」が始まり場内で連帯感が生まれた。また、前半25分で中村俊介選手がゴールを決めると「俊介!俊介!」と歓声が沸きあがった。同店にはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)以来久しぶりに来たという河野太郎さん(37歳)は、「知らない同士で一緒になって応援することが大切。ここでは、連帯感を味わえる」と話す。
ハーフタイム中、前半戦の熱気が冷めやまない中、濱田健太さんは、「今日の試合に関しては走れ」と日本代表にエールを送り、渕ノ上裕一郎さんは「日本は、ベスト16・・・いや優勝まで行く」と熱っぽく話す。その後、後半戦の22分で川口能活選手がオーストラリアのゴールを阻止すると「いいぞ!川口」などと終始応援コールが行なわれたが、後半39分と44分にオーストラリアのケーヒル選手にゴールを決められると、サポーターたちもショックを隠しきれず、場内が静まり返った。
試合終了後、同店のホームページの掲示板には「ちょっとみんな!クロアチアはみんなで精一杯!精一杯!応援しよう!本当にまじで!まだ終わったわけではない!」や「絶対にあきらめない。それだけです!!」などといった前向きなコメントが寄せられていた。