日本IBM(東京都中央区)が8月6日、九州からイノベーションを創出するためのハッカソン「イノベート・ハック 九州」をスタートした。
「ハッカソン」は、短期集中の共同作業でプログラミング開発技術とアイデアを競い合うイベント。今回のハッカソンは、6月より同社が開始した、産官学連携で九州におけるオープン・イノベーションを創出するプログラム「イノベート・ハブ 九州」の一環で開催。6日に福岡天神センタービル(福岡市中央区天神2)で行われた1次選考の事前説明会とアイデアソンには、約250人が参加した。
ハッカソンの内容は、九州のコンテンツを生かして「まち・くらし」「観光・エンターテインメント・スポーツ」「ヘルスケア」「ロボティクス」をテーマに、参画企業から提供される地図情報API、過去の新聞記事データ、Pepper、産業用ロボットシミュレーターなどと、同社のクラウド開発環境である「IBM Bluemix(ブルーミックス)」を組み合わせてアプリを開発し、競い合う。
説明会に参加したSEの30代女性は「九州でこんなに大きい規模のハッカソンは無かった。新しい技術を使ってみたい」と、意気込みを語った。
今後は、2次選考に通過したチームにより8月27日・28日にハッカソンが開催。最終選考となる決勝戦「デモデイ」は9月6日にJR九州ホール(博多区博多駅中央街)で開催され、最優秀賞のチームには、事業化推進プログラムへの参加権が与えられる。