西日本鉄道(天神1)は7月1日、流通ストア計画室を新設する。
同部署は、ホームセンター「ダイクス西鉄」、スーパー「西鉄ストア」、今年3月に新日本製鐵などから買収したスーパー「スピナ」の3子会社の出店戦略の統括を行なうもの。店舗展開などの情報やノウハウの共有化や経営の効率化を目的とし、競争が激しい流通事業部門を強化するのが狙い。同部署は、2004年を初年度とする第10次中期経営計画(3カ年計画)の一環で開設されるもので、同社はこれまで主管部とグループ会社・グループ会社間の一体経営を実現するため共同化を進めてきたという。
西鉄ストアは、福岡都市圏を中心に福岡、佐賀県で39店舗を展開。スピナは北九州都市圏に13店舗、ダイクスは福岡市に2店舗展開している。3社を含む同社・流通事業の2006年3月期の連結売上高は744億円で全体の23%を占め、主要事業となっている。