7月7日より、「第20回福岡アジア映画祭2006」が開催される。同祭は毎年、山笠の季節に行なわれる恒例イベントで、すべてボランティアによって企画・運営される「全国でも珍しい」市民イベント。開催当時はアジア映画にテーマを絞った映画祭が日本では珍しかったという。
上映作品は、韓国=「クァンシクの弟クァンテ」「愛を逃す」「放課後の屋上」、香港=「忘れえぬ思い」「緑の炎」、中国=「わが家の犬は世界一」「中国之夜」、台湾=「天下第一の家」「部落の声」「梅の実の味わい」「三叉路」、タイ「マーシー」、カンボジア・フランス「アンコールの人々」、シンガポール=「シンガポール・ショート」、日米合作作品=「京都夜想曲」、日本=「わたしの葬送日記」など。日本の劇場で公開されていないものがラインナップされているのが特徴。日本初公開作品は11作品、九州初公開作品は9作品。また、韓国の3作品と香港「緑の炎」「中国之夜」「シンガポール・ショート」「京都夜想曲」については、各作品の監督が来福し上映終了後に舞台挨拶を行なう。
前売料金は1作品券=1,400円、5作品回数券=6,000円、10作品回数券=10,000円で、当日券は一般=1,800円、大学=1,800円、高中・シニア60歳以上=1,000円など。開催場所は、7月7日~9日=九州日仏学館5階(大名2)ホールで、7月14日~17日=岩田屋本館7階夢天神ホール(天神2)で開催する。期間中、5千人~6千人の動員を見込んでいる。