福岡三越(福岡市中央区天神2)は今年3月から、屋上で都市養蜂を展開している。
開店20周年を記念したプロジェクトとして始めたもので、地下2階の蜂蜜専門店「ラベイユ」のサポートの下、今年入社した新入社員を含む、食品フロアを中心とした社員約10人が交代で飼育している。三越伊勢丹グループでは日本橋三越も都市養蜂を行っており、同グループでは2店舗目の取り組みとなる。
現在、飼育しているミツバチは開始当初から大幅に増えた約15万匹以上(推定)。ミツバチは主に3キロ圏内で活動するといい、天神周辺や大濠公園、舞鶴公園などの植物から蜜を集めてくるという。
今月13日に実施した初の採蜜では約40キロの蜜が採れたという。「世話をしていると、だんだん愛情が湧いてきてかわいい」と食品・レストラン営業部セールスマネジャーの久木美香さん。
採取した蜜は、「福岡天神はちみつ」(仮称)と名付けて開館20周年を迎える今年10月に商品化して販売する予定という。