福岡県は8月より、若年無業者(ニート)の自立支援を行なう「地域若者サポートステーション」事業を開始し、NPO法人九州キャリア・コンサルタント協会(中央区天神1)に事務局を設置し、相談事業の受付等を実施する。
同事業は、今年度より厚生労働省が全国自治体で実施するモデル事業で、九州キャリア・コンサルタント協会は、実施団体の募集選考で福岡県、北九州市、福岡市から共同で推薦され受託した。
支援対象者は、ニートのうち職業的自立など自身の将来に向けた取り組みに対する支援を必要とする、義務教育修了後の15歳から35歳未満。事業内容は、産業カウンセラー等が面談する相談事業や生活習慣の改善指導、職場見学、職場体験などの事業を実施するほか、保護者や教職員を対象にしたセミナーなどを行なう。相談事業の面談は、福岡市=青年センターなどで毎週1回、北九州市=若者ワークプラザで2週に1回、飯塚市と久留米市は2カ月に1回程度を予定している。