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天神の百貨店や商業施設15施設が仮想モールに 共通デジタルスタンプカード開始

天神に仮想モール「天神ユナイテッド」誕生を発表する(左から)森記念財団の市川宏雄理事、都心界の村上英之会長、高島宗一郎市長

天神に仮想モール「天神ユナイテッド」誕生を発表する(左から)森記念財団の市川宏雄理事、都心界の村上英之会長、高島宗一郎市長

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 天神の百貨店や商業施設で構成する「都心界」は3月24日、加盟する15施設を1つの仮想モールとし、来月より共通のポイントカードを開始する、と発表した。

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 都心界の設立70周年を記念し始めるもので、仮想モール名は「TENJIN UNITED 天神ユナイテッド」。キャッチコピーは「天神、世界一へ」。

 仮想モールの取り組みの一つとして、共通のデジタルスタンプカード「天神ユナイテッドカード」を4月2日にスタートする。加盟施設の約2000店舗での買い物500円(税込み)ごとに1スタンプが付与され、スタンプがたまると抽選でプレゼント進呈などの特典が受けられる。

 今後の展望として、デジタルスタンプカードの取り組みなどからビッグデータを解析して「天神のデジタル化」を進め、「現金の解消」「待ち時間の解消」「探す手間の解消」の3つを掲げ「スマートシティ天神」の実現を目指すという。

 都心界会長の岩田屋三越・村上英之社長は「今回重要な側面の一つが天神のデジタル化。天神ユナイテッドカードというデジタル機能を用いて、天神全体でお客さまのニーズや動向を把握する。施設間でのデータ収集は初の試み。このビッグデータを活用して本当に求められる商品構成・企画を提案できれば」と話す。

 15の施設が共同することで初めて可能となるサービスを提供したいという考えで、「今よりもっと買い物を楽しんでもらえる、世界に開かれたお買い物天国として愛されるように取り組んでいきたい」と意気込みを語る。

 都心界は1948(昭和23)年に結成され、天神のまちづくりと発展のため現在天神地区の15商業施設で活動し、「岩田屋本店」「新天町商店街」「天神コア」「天神ビブレ」「大丸福岡天神店」「天神地下街」「ミーナ天神」「イオンショッパーズ福岡店」「ソラリアプラザ」「イムズ」「福岡三越」「ソラリアステージ」「ヴィオロ」「福岡パルコ」「ノース天神」が加盟する。

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