タワーレコード福岡店（中央区天神2）で8月6日、福岡市のライブハウスを中心に活動しているシンガー・ソングライター、江頭つとむさんのライブが開催された。

　ライブでは、7月20日に初めて全国リリースしたミニアルバム「以心伝心」を中心とした曲を披露。江頭さんの等身大の言葉で、今の日常や意志、恋心を歌っているのが特徴で、前向きなメッセージが歌詞の随所に込められている。

　江頭さんは大学を卒業後、会社員として働いていたが、入院生活を経験し脱サラした。「やりたいことをしたいと思うようになった。その時、歌いたいと何となく思ったことがきっかけ」（江頭さん）。

　退社後、出身の長崎県五島市を離れ大学時代に生活していた福岡で音楽活動を開始。初めてライブを行ったのは「DREAM BOAT」（中央区赤坂1）。「70年代アメリカンロックを主流とした『大人のライブハウス』で、ギター1本で演奏するのは緊張した」と江頭さんは話す。それでも辞めなかったのは、「曲を増やしていくと1人1人客が増え、会場の雰囲気を味わうことが楽しいから」（江頭さん）。

　今後も、福岡を中心にライブ活動を行っていく。「福岡は音楽活動が盛んであるほか、アジアの拠点など魅力的な都市。福岡を拠点として全国に発信していきたい。まずは、ライブで一体感を味わってもらい、CDで余韻に浸ってほしい」と江頭さん。ミニアルバム「以心伝心」の中の「ＦＬＹ（フライ）」は福岡放送の番組「ナイトシャッフル」のエンディングテーマに決定した。8月12日にはキャナルシティ博多で無料ライブを開催するなど、今後、福岡を中心とした各所でライブの開催を予定している。

江頭つとむ