大名の居酒屋が定食店に業態変更-来街者の変化に対応

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 居酒屋「竜の字 今泉店」を手掛けるヒロインタリスト(本社=中央区今泉2)は7月8日、大名に定食店「大名食堂」(中央区大名2、TEL 092-716-4074)をオープンした。同店は、19年前から営業していた居酒屋「竜の字 大名店」を2006年6月に閉店し業態変更したもの。

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 「19年前は、大名には人が少なかった。ビームスが出来てからだんだん人が集まり、若者の街になってしまい、大人をターゲットにした『竜の字』は大名には合わなくなってきた」と同社の代表取締役である貝田末廣さんは話す。閉店後、店舗の売却もと考えたが、20歳の頃から慣れ親しんだ大名から離れることが出来なかったという。リサーチを重ね、大名には居酒屋は多いが、酒を飲まないでしっかりご飯を食べることが出来る店が少ないことに気付き、「若者がコンビニ弁当ではなく、しっかり栄養を摂れる定食屋を開こうと思った」(貝田さん)。店舗面積は13坪で、座席数は23席。

 料理は、「低料金でも、おいしい料理」をコンセプトに、予算内で最大限にこだわった素材を使用するのが特徴。主力メニューは、「豚汁定食」(650円)、「しゃけ玉・手羽玉定食」(690円)、「おかあちゃんカレー」(630円)、「中華おばあちゃんのピリ辛ジャージャー麺」(600円)などのほか、博多港で朝仕入れてきた魚の海鮮丼(750円~800円)や魚の定食(840円)なども取り揃える。

 客単価は800円~1,000円。主なターゲットは若者だが、客層は中高年のビジネスマンなども多いという。営業時間は12時~24時。近辺で働いている若者のことを考慮して秋までには翌3時まで延長する予定。

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