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西鉄が観光列車の改造中車両を公開 内装には久留米・城島瓦など

改造前(左)と改造中の6050形

改造前(左)と改造中の6050形

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 西日本鉄道(福岡市中央区天神1)が8月31日、観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(ザ レールキッチン チクゴ)」の改造中車両を公開した。

完成後の車内イメージ

 2019年春に運行予定の、同社初の本格的な観光列車。内装は沿線地域の素材を使い、「地域」を感じられる列車を目指すという。

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 観光列車の車両は既存の6050形を改造する。車両公開が行われた同社の筑紫工場(筑紫野市下見)では、改造前と改造中の6050形が並び、内装に使う久留米の城島瓦なども披露された。

 改造工事は今年1月から開始。4両を3両編成に減車し、車内を解体し塗装を全剥ぎ。金属面を出し腐食部分の補修などの構体工事と、同時施工で車体更新工事を行う。続いて既存床を剥がし、瓦などを接着する。車内配線を隠し、これから制作した車内装飾品を車体に取り付けていくという。車両改造の投資額は、車体更新工事は含まず約5億円。

 いぶし銀が特徴の城島瓦は、内装の壁面・床の一部と洗面台に使われる。一枚一枚手作りという。壁面の城島瓦は、銀色とオレンジの濃淡の多色の瓦となる。

 天井の竹細工には八女の竹を使い、久留米の井上籃胎(らんたい)漆器の職人が手編みで制作。壁面のTIN(ブリキ)パネルには、福岡出身のアーティスト・鹿児島睦さんによる、筑後川や沿線の豊かな自然を表したデザインを施している。

 同列車の車両工事は11月末に完了予定。