福岡市は8月11日、福岡市役所(中央区天神1)内に「福岡市外国企業・投資誘致センター」を開設した。
同センターは、「窓口がよくわからない」という企業からの要望に応えたもので、投資ガイドの作成やインターネットによる投資情報の発信などを行う。福岡市は2006年4月より、「福岡アジアビジネスポータルサイト」を開設しインターネットでも情報を発信、国内=300社、国外=200社が登録している。
同サイトは、海外ビジネスを展開中の国内企業、福岡市でのビジネスを検討している海外企業などを対象に、ビジネスパートナー探しと福岡市へのビジネス進出をサポートする一元的な窓口を担ってきたが、今回のセンター開設は、同サイトのリアルな窓口として開設されたもの。
福岡市経済振興局国際経済課の永瀬さんは、「センターには中国や韓国を中心とした企業からの問い合わせが多いが、欧米からも問い合わせもある」と話している。同センターでは、外国企業への支援として事務所の候補物件の案内や福岡市に事務所を設ける際の法的手続きなどを案内するほか、対日投資セミナーの実施や福岡進出企業の発掘調査などを行う。