紳士服のフタタ（中央区天神3）は8月18日、業界4位のコナカを完全親会社とする株式交換を行い、同社との経営総合を目指すことを決議したと発表した。

　コナカと業務提携を結んだ理由として、二田孝文社長は「コナカとは3年半にわたる業務・資本提携を通じて信頼関係があり、社員教育やシステムの共通化などがすでに進行しているのでスムーズな経営統合ができる。また、企業文化の親和性が高く、フタタに入社した社員の期待を裏切らない。経済的提案においてもAOKIの提案に劣ることがない」とコメントした。

　同社は8月7日、業界2位のAOKIホールディングスから株式公開買い付けによる経営統合案を正式に受けた。その後、三井住友銀行をファイナンシャル・アドバイザーとして起用。同社株を約20％保有する筆頭株主のコナカからの経営統合提案を踏まえて、両社への回答期限を8月18日にすると発表していた。

　同社は今後、コナカのバックアップにより2009年1月期までに、16～20店舗の新規出店と移転・建て替えなどによる既存店の活性化を行い、本業の紳士服小売業での収益改善を目指す。

フタタ