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薬院「タニタ食堂」が5周年 子どもからシニアまでの健康支援

店舗外観

店舗外観

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 「福岡薬院タニタ食堂」(福岡市中央区薬院1、TEL 092-724-0377)が8月でオープンから5周年を迎えた。

現在提供中の「カレー」

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 2014(平成26)年にオープンした同店。学習塾の運営や健康事業を展開する「アネムホールディングス」(薬院1)が、タニタ(東京都板橋区)とパートナ加盟契約を結び運営をスタートした。

 アネムホールディングスでは学習塾や英会話教室などを運営する教育支援事業をはじめ、温泉施設「富士ビラ 山華の正」(佐賀県佐賀市富士町)の運営や高齢者向けのサービスを提供する健康支援事業などを展開している。当時、メイン事業が学習塾の運営だったことから「子どもたちだけではなく、その家族も含めて小さい子どもからシニアまでサポートできるサービスを提供しよう」と考え、幅広い健康支援として「食育」に取り組むことになり、福岡薬院タニタ食堂のオープンに至った。

 オープン当時は、低カロリーの日替わり定食、週替わり定食の2種類を提供していた。現在同店ではこのほか、カレーやハンバーグ、土曜限定でパスタやチキン南蛮、季節限定メニューなども提供している。いずれも、塩分3グラム以下のコンセプトを保ち、栄養バランスを考慮した偏りのないメニューとなっている。

 同社企画部の岸川愛さんは「ほとんど毎日来てくれているお客さんもいて、常連客も増えている」と話す。現場の調理スタッフに食事のことで相談があることもあるという。「医者ではないので、たくさんのアドバイスはできないが、管理栄養士なりのアドバイスを行うと喜んでもらえる。地域貢献、地域との関わりにもつながっていると感じる」と笑顔を見せる。

 9月9日~14日には、5周年を記念して特別メニューの提供と、くじ引きイベントを行った。1週間を通してメニューは完売し、平日に来店した客が休日に再度家族と一緒に来店し食事をするなど、イベントを楽しむ姿も見られたという。

 今後について岸川さんは「皆さんに喜んでもらえるメニュー作りはもちろんだが、最近は貸し切りセミナーの相談をいただくこともある。これからは店舗だけではなく外向きに発信できる場も増やしていきたい。店のメニューで気を付けていることは、家庭での食事作りにも生かせることが多いので、少しでもたくさんの人に知ってもらえたら」と意気込む。

 営業時間は11時~15時30分。日曜・祝日定休。

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