美術展「不思議の国のアリス展」が12月3日、福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園1)で始まった。
ジョン・テニエル「鏡の国のアリス」挿絵のための下絵「アリス女王」
約150年前にイギリスの作家ルイス・キャロルにより誕生し、現在は170もの言語に翻訳され、美術・映画・舞台などさまざまな分野に影響を与えている「不思議の国のアリス」。同展では「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」の物語を軸に、日本初公開となる貴重な作品や、国内外のアーティストが手掛けた作品など約200点を展示する。
展示は3部構成となっており、第1章「始まりの話-アリス誕生」では初版本等貴重な資料のほか日本初公開となる画家ジョン・テニエルの「鏡の国のアリス」挿絵の原案を紹介。第2章「アリスの物語-不思議の国への招待」では2つの物語の世界をアーティスト7人が描いた作品で語り、第3章「アートの国-世界が愛する永遠のアリス」ではサルバドール・ダリ、草間彌生さん、エリック・カールさんなど多彩なジャンルのアーティストの作品を展示する。
同展に併せ、同館2階「レストラン プルヌス」では、会期中限定でコラボメニューを提供。1日5組(10人)限定で、トランプ型のサブレやハートイチゴのフルーツサンドなどがアフタヌーンティースタンドに並んだ「アリスの世界のアフタヌーンティーセット」(2,000円、税別)を提供する。
開催時間は9時30分~17時30分(入館は17時まで)。月曜、12月28日~1月4日休館。観覧料は、一般=1,400円、高・大学生=1,000円、小・中学生600円。1月19日まで。