福岡アジア美術館(下川端町3、TEL 092-263-1100)は8月31日より、アジアの子どもをテーマにした「アジアン・キッズ」を開催している。
同展は、日本・シンガポール・台北の生徒たちが協力し企画や展示構成を行い、同館が所蔵する子どもが描かれた作品90点の中からイ・デワ・プトゥ・モコの「ビン乗せ競争」やエンフジャガルの「月の子どもたち」など約40点を「happy」や「sad」など感情別に展示している。展示に先駆けワークショップで制作されたプロモーションビデオも関連資料ブースで見ることができる。
今回の展示について同館の中尾智路さんは、「言葉が通じない各国の子どもたちがあらゆるコミュニケーション能力を使って、仲良くなりながら完成させた。いつもの常設展とはひと味違った展覧会です」と話す。同館では今後も、教育プログラムの一貫としてアジア各国との参加型ワークショップの開催を予定している。
料金は、一般=200円ほか。開館時間は10時~20時。11月7日まで。