古書市「“いったん最後の”古本まつり」が6月1日、ジュンク堂書店福岡店(福岡市中央区天神1、TEL 092-738-3322)地下1階のMARUZEN文具売り場特設会場で始まった。
2001(平成13)年開店したジュンク堂書店福岡店。入居ビル「天神MMTビル」の再開発のため、6月30日をもって一時閉店する。
同店で例年開催している、「映画の古書市」「秋の古書市」「冬の古書市」。同店の一時閉店に伴い、「古書市」もいったん終了となる。直近は、新型コロナウイルスの影響で、中止や規模縮小となった同展。今回は売り場を拡大し、通常10日~14日程で開催のところ、1カ月間のロングランで行う。
「本々堂」「タケシマ文庫」の古書をはじめ、映画のポスターや、「田口商店」のアナログレコード、「アートハーベスト」のアンティーク版画などを一堂に販売する。常連客の多い、同古書市。古書は人文学や哲学書、郷土史などのほか、一昨年ごろからは、絵本や手芸本なども増やす。1冊200円・3冊500円の「均一本コーナー」も設ける。会場ではお目当ての本やレコードのコーナーで選び、「良い収穫ができた」と出店者に声を掛ける客の姿などがあった。
同店では、一時閉店となる6月30日までの間、カウントダウンキャンペーンや各種イベント実施を予定している。再出店については、協議中という。
開催時間は11時~20時。6月30日まで。