医薬品事業を手掛ける「アキュメンバイオファーマ」(中央区天神2、TEL 092-642-6428)は8月21日、九州を拠点にした中小企業を支援する「チャレンジ九州・中小企業がんばれファンド」の出資先第1号に決定した。
同社は九州大学医学部発創薬ベンチャーで、中途失明原因第2位(米国では1位)でありながら治療法がいまだに存在していない「加齢黄斑変性」の治療薬の開発を進めている。
ファンドは、今年4月に「CCQプリンシパル・インベストメント」(博多区古門戸町)や九電工(南区那の川)らが、優れたアイデアや技術で新商品開発や事業展開に取り組む九州の中小企業へ投資する目的で設立したもの。出資先を同社に決定した理由について同ファンドは「社会的に大きな意義を持ち、成長性の高い事業を中核としている点を評価している」としている。投資方法は第三者割り当てによるもので、投資総額は2400万円。