「世界を繋(つな)ぐ久留米絣(くるめがすり) 山村省二とその弟子たち展」が6月8日、アクロス福岡(福岡市中央区天神1)2階「匠ギャラリー」で始まる。
約200年以上の歴史を持ち、国の重要無形文化財に指定されている久留米絣。同展を主催する「久留米絣山藍」(八女郡広川町)は、草木染めやグラデーションを取り入れた独自の作品を展開。これまでに「日本伝統工芸展」や「久留米絣求評会」などで数多くの受賞歴を持つほか、海外での個展開催や講演活動などを行っている。アクロス福岡での展示会開催は今回で4回目となる。
同展では、久留米絣の新作から帯や小物など、着物を中心とした展示販売をはじめ約200点の作品を展示する。「きものプロジェクト」の一環として「グアム」をイメージした振袖を製作し、着物の展示や製作工程を紹介するほか、博多祇園山笠の法被(はっぴ)などさまざまな久留米絣を紹介する。
展示販売では、反物(12万円~68万円)や帯(12万円~20万円)、バッグ、信玄袋(1万8,000円~5万8,000円)、巾着、ブローチ、スカーフ、髪留めなどの小物(500円~3万円)(以上税別)などをそろえる。
開催時間は10時~18時(初日は12時から、最終日は16時まで)。入場無料。6月14日まで。