博多織の製造・販売を手掛ける遠藤織物（西区田尻、TEL 092-806-6927）は9月19日より、アクロス福岡2階の「匠ギャラリー」（中央区天神1、TEL 092-725-9100）で「博多織屋次平展」を開催する。

　同展は今年で創業100年を迎える同社が、今年4月に他界した3代目・遠藤文次さんの追悼展を兼ねて開催するもので、昨年の博多織求評会で「福岡市長賞」を受賞した「男帯」や山笠の資料など100点を、博多の町との係わりや博多織の移り変わりとともに紹介するほか、手織りの実演や博多織の生地を使った鶴と兜作りのワークショップも開催する。

　アクロス福岡文化情報ひろばの高澤さんは、「作品だけでなく、貴重な山笠の資料などが展示され、工芸品という側面から博多の歴史について学ぶことができるのでは」と話している。

　入場無料だが、ワークショップは別途材料費（1,000円～4,000円）が必要。開催時間は10時～18時。9月24日まで（24日は16時まで）。