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福岡にホステル「UNPLAN Fukuoka」 三菱地所レジデンスのビル再生事業活用で

ホステル「UNPLAN Fukuoka」外観

ホステル「UNPLAN Fukuoka」外観

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 ホステル「UNPLAN Fukuoka(アンプラン フクオカ)」(福岡市中央区大手門3)が6月5日、オープンした。運営はFIKA(東京都新宿区)。

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 三菱地所レジデンス(東京都千代田区)がビルを再生して賃貸する「Reビル(リビル)事業」を活用してオープンした同ホステル。繊維製品の企画・販売を行う「ブルーミング中西」(東京都中央区)所有のオフィスビルを「ザ・パークレックス大濠公園」としてリノベーションした。

 「Reビル事業」は、耐震補強工事やニーズを捉えたリノベーション工事によって建物の再生を図り賃貸物件として供給する手法。2014(平成26)年から展開している。現在、オフィスや住宅など合わせて39物件が稼働している。「ザ・パークレックス大濠公園」の再生は、初の宿泊施設への転換事例。福岡では、新聞社の旧輪転機室をオフィスに転換した「ザ・パークレックス 博多」(博多区博多駅東2)に続く2施設目となる。

 同物件は、「ブルーミング中西」所有の建物を三菱地所レジデンスが賃借りしてリノベーションを施し、ホテル・リゾート事業などを手掛ける「FIKA」に転貸し、「FIKA」は、「UNPLAN」ブランドでホステルを運営する。「UNPLAN」ブランドでは4施設目。西日本エリアでは初。リノベーションでは、建物が元々持つ風合いや雰囲気などをなるべく生かしたという。

 ホステル「UNPLAN Fukuoka」は5階建てで、1階にカフェ「Gather by UNPLAN」を設け、2階~4階は客室とする。客室は、ドミトリー=62床、シングルPOD(一人用ユニット)=72床、個室=15室。5階はホステル宿泊者が利用できるコモンルームを備えた客室フロアとする。

 宿泊の予約やチェックイン、入室にはIoTを活用。チェックインの手続きをタブレット端末で無人化するとともにスマートロックと連携させることで、利用客は自分のスマートフォンやカードキーで部屋の鍵を開錠できる。

 1階には、「ブルーミング中西」九州支店の一部を改装したハンカチーフ専門店「CLASSICS the Small Luxury(クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ)福岡大濠公園店」がリニューアルオープンする。「HIKKOMI(ひっこみ)ねこ」(2,200円)やカラーバリエーションが108色の「海島綿ハンカチーフ」(1,980円)をはじめ、同店限定の大濠公園や博多をモチーフにしたハンカチーフをそろえる。

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