「きり絵師 小西一珠喜が見た博多祇園山笠(やまかさ)作品展」が7月6日、旧福岡県公会堂貴賓館(福岡市中央区西中洲)2階食堂で始まった。
小西一珠喜さんは1958(昭和33)年、長崎県小値賀島生まれ。2001(平成13)年に博多祇園山笠を見て衝撃を受け、その年に実家が火事になりほぼ全焼したにも関わらず、自身の制作した「ゆかた」の切り絵が残ったことがきっかけで、切り絵作りを本格的に開始。櫛田神社近くに活動拠点を移し、「博多」をテーマにした博多の風景や博多美人、博多祇園山笠などの作品を発表し、2018(平成30)年に亡くなった。
会場では、博多祇園山笠を表現した作品や記念手ぬぐいなど約20点を展示する。17日は貴賓館の前でオープンコンサート「アクロス・ミュージアムコンサートin貴賓館」を開催する(13時30分~14時、15時~15時30分)。
開催時間は9時~18時(最終日は17時まで)。月曜休館。入館料は一般=200円、児童(15歳未満)=100円、6歳未満・65歳以上は無料。7月18日まで。