「FUKUOKA WALL ART PROJECT」の受賞作品が現在、天神イムズ跡地(福岡市中央区天神1)の仮囲いに掲出されている。
山室淳平さん 「Overlapping Landscapes」
福岡市が、新型コロナウイルスの影響で作品を発表する機会が減少するアーティストに街中での発表の場を設け、アートによって街のにぎわい創出を図ることを目的に、今年7月に始めたプロジェクト。市内の仮囲いへアート作品を掲出する。10月18日から博多駅周辺の西日本シティ銀行本店本館建設工事の仮囲い、天神地区は10月26日からイムズ跡地のほか、MMTビル解体工事、天神西通りに掲出している。
掲出する作品は、応募総数83点のうち、油絵、アクリル画、デジタルアートなどの優秀賞5作品、入賞25作品。イムズ跡地に掲出する作品は、山室淳平さんの「Overlapping Landscapes」、弓指貴弘さんの「Sleep in」(以上、優秀賞)、わださくみさんの「Dino street」(入賞)の3作品。MMTビル解体工事には佐野直さんの「光」(優秀賞)、瀬戸口朗子さんの「森の入口」、天神西通りには坪山小百合さん「BETWEEN YOU AND ME#18」(以上、入賞)を掲出する。博多駅周辺は、Marumiyanさんの「F-CITY」(優秀賞)、銀ソーダさんの「鏡」、本多孝男さんの「ここからまたはじめよう!/Let's get started again! From here now.」(以上、入賞)の3作品を掲出する。
市経済観光文化局文化振興課長の中牟田はと子さんは「仮囲いをキャンパスに見立て、街中で気軽にアートに触れてもらえるようにした。アートから癒やし、元気、勇気をもらってもらえれば」と話す。
掲出は来年3月末まで。天神西通りは今年12月末まで。