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福岡市内7カ所でアートブック展覧会 65組の個人出版物を展示販売

メイン会場の福岡市美術館2階入り口前広場エスプラナード

メイン会場の福岡市美術館2階入り口前広場エスプラナード

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 アートブック展覧会「NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Expo2021」が11月20日、福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園1)2階入り口前広場(エスプラナード)をメイン会場に福岡市内7カ所で始まる。

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 「NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Expo2021」では、国内外65組のアーティストやクリエーターの個人出版物を展示販売する。主催の「ニューグラフィー運営事務局」(大手門1)は、雑誌編集者やフリーライター、フォトグラファーなど、普段から本作りに携わるメンバーによる非営利団体。同事務局としてのイベント開催は今回が初めて。「福岡でもアートブック展を開催することで、若いアーティストやクリエーターの個人出版物を披露する場所をつくり、アーティストと直接コミュニケーションが取れる体験型のイベントを開催したい」という思いから、開催を決めたという。

 同展覧会でのアートブックは、「ZINE(ジン)」と「リトルプレス」を指し、本をベースとした個人単位の、形式にとらわれない制作物を取り扱う。国内外から100組を超える応募が集まった中から65組のアーティスト作品を展示販売する。

 メイン会場の福岡市美術館エスプラナードのほか、サテライト会場は「HIGHTIDE STORE」(白金1)、「月白」(六本松1)、「Linde CARTONNAGE」(大手門1)、「POSS COFFEE」(薬院1)、「本屋青旗」(薬院3)の計5会場。特設会場YOUTH BOOTH「君の好きな花」(平尾3)では、25歳以下のアーティストのZINEやポスタービジュアルなどを展示する。サテライト会場の一部では、地元コーヒーショップのコーヒーを提供する。

 期間中、メイン会場の福岡市美術館エスプラナードでは、ワークショップやトークイベントを行う。ワークショップブースでは、ZINE制作で使われるプリンターを使ったポスター作成や、アルファベットと数字の組み合わせでできるプログラミングコラージュアート体験、しおりを自ら印刷して作る活版印刷体験、針と糸で作る和とじノート作りを体験できるブックバインディングなど、日替わりでワークショップを行う。トークブースでは、同展覧会に作品を出展しているアーティストやデザイナーによる、アートブックにまつわるトークイベントを開催する。

 ニューグラフィー運営事務局代表の瀬口賢一さんは「アカデミックな福岡市美術館で普段見ることのない、アートブックというなじみのない個人出版物を知って、ツールを体験して、最前線のアーティストと触れ合って、皆さんも一人のアーティストになったつもりで、本を工作するような体験をしてほしい」と話す。

 開催時間は9時30分~17時(最終日は16時まで)。メイン会場以外は各施設・店舗の営業時間に準ずる。11月23日まで。

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