暮らす・働く 学ぶ・知る

大名で「福岡フードテックラボ」キックオフセミナー 福岡の食文化発展を目指す

トークセッションの様子

トークセッションの様子

  • 4

  •  

 3社合同出資による新会社「福岡フードテックラボ」(福岡市中央区大名1)のキックオフイベントが3月23日、同社で開かれた。

出展商品の一部

[広告]

 福岡フードテックラボは、「ヒトとテクノロジーで福岡の食文化を世界に」をテーマに、2021年9月に設立された。共同出資企業は、地域ブランディングの提供などを手がける「ローカルデベロップメントラボ」(博多区博多駅前3)、ビジネスモデル開発およびビジネス・プロデュースなどを手がける「ダズリング・ナイン」(東京都千代田区)、めんたいこを中心とした食品製造・販売を手がける「山口油屋福太郎」(博多区那珂6)の3社。

 社名はフードとテクノロジーを合わせた造語で、同社が食分野に関わる人をつなぎ、「コミュニティー創造の場」「最新テクノロジーや技術を知る場」「効率化支援の場」を提供する。設立のきっかけについて、ローカルデベロップメントラボの社長・長島秀晃さんは「メンバーの一言『スペインのサンセバスチャンって食都として有名だが、福岡だって負けてない。これは何かせんといかんちゃない?』から」と話す。

 イベントは、「福岡の食文化について」と「食糧難とフードロス」をテーマにした3社の代表者によるトークセッションや、冷蔵庫や真空包装機など最新技術を搭載した機器のデモンストレーション、アレルギーフリー食品やビーガン対応食品などの紹介を行った。そのほか、代替食材を使ったメニューなどを試す交流会も行われた。

 長島さんは「福岡の地を基盤にしながら、新しいビジネスモデルをつくっていきたい」、ダズリング・ナインの社長・日髙幹生さんは「福岡の食文化と会社を結び付けて、仕組みにして地域に貢献できれば」と話す。山口油屋福太郎の社長・田中洋之さんは「食に携わる者の使命として、福岡の新しい食文化を発信していく」と意気込む。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース