![木浦奈津子展「表面をなぞる」会場の様子](https://images.keizai.biz/tenjin_keizai/headline/1653881093_photo.jpg)
画家・木浦奈津子さんの個展「表面をなぞる」が現在、ギャラリー「EUREKA(エウレカ)」(福岡市中央区大手門2)で開催されている。
木浦さんは1985(昭和60)年、鹿児島県生まれ。尾道市立大学大学院美術研究科油画専攻修了後、画家として東京・福岡・鹿児島で個展やグループ展を開いてきた。「日常の中で目にする何気ない風景を見たままに、できるだけ自分の痕跡をとどめずに描く」と木浦さん。
作品の制作では、目に留まった景色を写真に収め、それを基にドローイングで余分な要素をそぎ落とした後、油絵具を使い素早くキャンバスに描いていくという。
会場では新作油絵28点を展示販売する。昨年から今年にかけて、新型コロナウイルスによる影響や出産・育児により外出が制限される中、木浦さんが散歩やドライブの途中で気になった、住んでいる鹿児島の風景などを描いたという。制作過程で描いたドローイングの販売も行う。
木浦さんは「ギャラリーの空間に差し込む光や床の色合いは作品との相性がよく、これまでにないほどの一体感。見に来てほしい」と話す。
開催時間は12時~19時。月曜・火曜休館。入場無料。6月12日まで。