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福岡市科学館で「ヒコーキ展」 六本松のグライダー開発史、現代飛行技術紹介

福岡市科学館外観

福岡市科学館外観

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 福岡市科学館(福岡市中央区六本松4)の企画展「ヒコーキ展 -空に駆ける情熱-」が7月2日、同館3階企画展示室で始まった。

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 福岡の六本松にあった「前田航研工業」の故・前田建一さんのグライダー開発や人力飛行機開発の取り組み、前田さんの意思を受け継いだ九州航空宇宙協会や九州大学鳥人間チームの活動、現在の大型旅客機へ至る飛行の科学と技術を伝える同展。

 会場では、前田さんが設計・製造したグライダー「朝日式駒鳥型プライマリー」を九州航空宇宙協会が再現した模型や、同協会指導の下、今年3月から6月まで同館で開催したワークショップで作られた木製飛行機の翼の骨組みを展示し、前田さんやその意思を受け継いだ人々の活動を紹介するゾーンや、日本で初めて人を乗せて飛んだというフランス人のル・プリウールさんが設計したグライダーの模型などを展示し、航空機飛行の歴史を紹介するゾーンを設ける。旅客機の仕組みを紹介するゾーンは、旅客機をイメージした作りとなっており、日本航空協力の下、実物の部品展示や、航空整備士やパイロット、客室乗務員のインタビューなどを展示する。

 このほか、段ボールで作られたコックピットでフライトシミュレーターを体験するコーナー(8月17日までは離陸体験、8月18日以降は着陸体験)、飛行機クラフトペーパーを作るコーナー(1人1枚、1日50枚限定)、航空機用タイヤと記念撮影ができるコーナーなどを設ける。

 矢原徹一館長は「今回の展示を通じて、子どもたちの飛行機への夢を育て、展示を見た子どもたちが将来、飛行機について勉強してくれたら」と話す。

 開催時間は9時30分~18時(入館は17時30分まで)。火曜休館(7月26日、8月2日、8月9日、8月16日、8月23日は開館)。入場料は大人=900円、高校生以下=400円、未就学児無料。開催期間は7月2日~18日の土曜・日曜・祝日。7月22日~8月28日は毎日開催する。

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