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ノース天神で閉館前ファイナルイベント 生徒作品展示などアートプロジェクト

3階に飾られた日本デザイナー学院九州校生徒の作品(制作途中の様子)

3階に飾られた日本デザイナー学院九州校生徒の作品(制作途中の様子)

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 8月の閉館を控えるノース天神(福岡市中央区天神4)で現在、同館内を一つのキャンバスと見立てる「アートプロジェクト」が開催されている。

1階吹き抜け付近に設置された、都心界からのメッセージボード

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 閉館前のファイナルイベントとして開催される同プロジェクト。2012(平成24)年6月28日開業のノース天神は、隣接する商業施設「ミーナ天神」(天神4)との一体化改装工事に伴い、今年8月28日に閉館。来年春に「ミーナ天神」としてリニューアルオープンする。

 6月25日に始まった同プロジェクトでは、これまでの感謝と未来の北天神をコンセプトに、若者や子どもたち、同施設に思い出のある人たちなどと一緒に未来を描いてもらうという。

 1階吹き抜け付近では、客が書いたメッセージやイラストをシールにしてボードに貼り掲示する「参加型エリア」を設ける。メッセージの記載は、指定のメッセージシールを利用すればよく、回収後にスタッフが選定して掲示する。同館で働くショップスタッフからのメッセージのほか、天神の13商業施設で構成される「都心界」からのメッセージも掲示する。

 6階では、香蘭ファッションデザイン専門学校(大手門2)の学生が、同フロアの「BOOKOFF SUPER BAZAAR(ブックオフスーパーバザー)」が提供するリユース衣類を使ったファブリックパネルや、デニムで作ったバラを使ったボード作品などを展示。3階エスカレーター付近では、日本デザイナー学院九州校(博多区博多駅前4)の学生が制作した作品を閉館日まで展示する。

 7月16日からは、ボールペン画などを制作し福岡を中心に活動する作家・弥那(やな)さんが、地下1階エスカレーター付近の壁に絵を描く様子を披露する。27日まで。

 同館店舗運営室支配人の川越千明さんは「10年間ありがとうの思い。これまで関わってくれた人に感謝しつつ、新しい天神を支えていきたいという思いを込めている」と話す。

 8月15日まで。

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