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福岡・白金に「やまや総本店」 めんたいこを使ったランチやコース料理を提供

「やまや総本店」白金小径の店内の様子

「やまや総本店」白金小径の店内の様子

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 飲食店「やまや総本店」(福岡市中央区白金1)が3月27日、オープンした。運営は辛子明太子(めんたいこ)製造販売などを行う「やまやコミュニケーションズ」(東区松島5)。

店舗外観

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 同店は辛子明太子を使ったランチの提供や土産物を販売する「白金小径(しろがねこみち)」と、完全予約制で九州をテーマにした割烹(かっぽう)料理を提供する「膳」の2つのエリアで構成される。敷地面積は約699平方メートル、延床面積は約310平方メートル。レストランコンセプトは「Made in KYUSHU」で、建築素材には大分県産の杉材を用いた焼き杉や、鹿児島県霧島の赤い土壁、福岡県田川の消石灰を用いた漆喰(しっくい)壁などを使う。このほか、欄間や建具、瓦、中庭の梅の木など、建設地にあった旧家の物も再利用する。空間デザインは福岡・東京を拠点に活動する建築家の平瀬有人さん、平瀬祐子さんからなる「yHa architects(ワイエイチエー アーキテクツ)」が担当した。

 「白金小径」(TEL 092‐406‐8087)の店内は「緑豊かな中庭を臨む回廊」をイメージした造りで、辛子明太子を使ったランチメニューや、季節のフルーツを使ったスイーツなどを提供する。総席数は33席。メニューは、博多織をモチーフにした「博多めんたい織~御膳~」(3,000円)、「博多めんたい織~海鮮重~」(2,000円)、福岡・朝倉の同社自社農園「果樹蔵ファーム 朝倉」で育てた「完熟あまおう」を使ったスイーツ「白金カステラ~あまおう苺(いちご)~」(1,800円)など。このほか、「完熟あまおう」や、辛子明太子「山本秀波の明太子(赤パッケージ、グレーパッケージ)」(300グラム=1万800円)など、同社商品の物販も行う。

 「膳」(TEL 092‐406‐8820)は、完全予約制の日本料理店。料理長が全ての席を見渡せ、料理の合間に声をかけやすいような造りにするなど、客とのコミュニケーションを最優先に考えたデザインにしたという。総席数は30席で、カウンター、テーブル席、半個室を用意する。監修は、日本料理店「傳(でん)」(東京都渋谷区)のオーナーシェフ・長谷川在佑(ざいゆう)さんが務め、料理長は京都の懐石料理店や九州の郷土料理店などで経験を積んだ安部大志郎さんが務める。九州をテーマに、コース料理のみの提供。先付け、前菜、おしのぎ、お造り、焼き物、煮物、土鍋ご飯など、旬の素材を使った「九州」をテーマにしたコース料理(7,700円)を提供する。

 営業時間は、「白金小径」=11時~18時、「膳」=18時~23時。「膳」は完前予約制で、予約は電話で受け付ける。定休日は、「白金小径」=火曜、「膳」=日曜・月曜。

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