画家のアジサカコウジさんは10月24日より、FTスカラ3階(福岡市中央区渡辺通4)で「アジサカコウジ秋個展2006 奇長山(きながやま)」を開催している。同展は、アートステーション企画の「福岡魂vol.3」との合同展示によるもの。
会場では「長崎の街を背景に独りぽつんと立つ異邦人のポートレート」を描いたアクリル画30点を展示販売するもので、A4サイズの作品を2メートル四方の板に囲まれた空間内に「人が街の中に立っている雰囲気」で展示しているのが特徴。作品についてアジサカさんは「街をテーマに8点の作品を描くという仕事があり、描いているうちに街の中にあるさびれたトタン屋根や石畳に魅力を感じはじめ今回の企画に至った」と話している。
アジサカさんは福岡の地域情報誌などで活躍した後ベルギーへ渡り、現在は長崎を拠点に活動中。昨年の夏、キリンビールがWEB上で展開した「キリンビール大学・ビール帰省クイズ」のイラストを手がけ、現在はゲームソフト用のイラスト制作を手がけている。ペンネームの「アジサカ」は「高校時代の水泳部の先輩で忘れがたい人がいて、その人の名前をつけた」という。入場無料。10月31日まで。