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福岡・白金の「マヌコーヒー」でイラストレーターヒラノマサトオさん作品展

「manucoffee roasters クジラ店」店内に展示するヒラノマサトオさん作品

「manucoffee roasters クジラ店」店内に展示するヒラノマサトオさん作品

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 ヒラノマサトオさんの展示会「Masatoo Hirano Exhibition 『Abstract(アブストラクト)』」が現在、カフェ「manucoffee roasters(マヌコーヒーロースターズ) クジラ店」(福岡市中央区白金1、TEL 092-707-0306)で開催されている。

展示作品

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 ヒラノさんは、アパレルブランド・飲食店などのロゴ制作や、グラフィックデザイン、アートディレクションなども手がけるイラストレーター。ヒラノさんが福岡に住んでいた頃マヌコーヒーをよく利用していた縁で、同店のコーヒードリップバッグのパッケージやグラスなどのデザインを長年手がけているという。福岡で展示会を開くのは2013(平成25)年8月以来で、「manucoffee roasters クジラ店」での開催は初。

 展示作品は、B0サイズのグラフィック作品17点。作品は、ヒラノさんがここ3、4年のうちに興味を持った事柄からインスピレーションを受けて創作したという。ヒラノさんは「仮想現実が一段と身近になってきていることや、作品に意味を持たせすぎることへの個人的な疑問から、アブストラクト(抽象的)なものへの興味が一層強くなった」と話す。作品のメインは、アナログ画材を使ったイラスト作品の抽象的な造形イメージを元に、グラフィックソフトの基本機能だけを使って一から疑似立体を表現した新作シリーズ。同展に合わせて制作した。展示期間中は、店内にヒラノさんが選曲した音楽を流す。

 1階の階段踊り場やレジ付近に開設するグッズコーナーでは、同展の作品ポスター(6,600円~)やTシャツ(5,500円~)、グラス(4,000円)、コーヒードリップバッグ「『Peaceful』 decaf blend」(1個入り200円)などを販売する。

 ヒラノさんは「今回は広い空間での展示を前提にしていたので、できるだけ大きなサイズで展示しようと最初から考えていた。最終的にはB0サイズで印刷して空間の中で空間を感じられるように、そして大きくすることでフィルムを引き延ばしたときのような粒状感がより分かるようにもしようと思っていた。今回の作品はデジタルで作成したが、アナログ的な質感を残したいと思っていたので、少し作品に近寄ってよく見てもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~19時。要1ドリンクオーダー。今月23日まで。

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