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大濠公園日本庭園で人工雲海と映像の庭園演出「大濠雲海」 期間限定で

大濠公園日本庭園の庭園演出「大濠雲海」

大濠公園日本庭園の庭園演出「大濠雲海」

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 大濠公園日本庭園(福岡市中央区大濠公園)で現在、人工雲海と映像を組み合わせた庭園演出「大濠雲海」が開催されている。

水のスクリーンに映像投影した月

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 「石原和幸デザイン研究所」「日本庭園 由志園」と、「西鉄グリーン土木」が運営する大濠・西公園管理事務所の共催。2022年4月から同園との取り組みを始めた庭園デザイナーの石原和幸さんが、同園の良さをもっと知ってほしいと人工雲海を取り入れた庭園演出を企画・プロデュースした。園内の上(かみ)の池、各所にある松、枯れ山水庭で、人工雲海、ライトアップ、プロジェクションマッピングの演出を展開する。

 上の池では、人工雲海、ライトアップ、映像投影プログラムを合計15分間、15分間隔で行う。映像投影プログラムでは、洲浜(すはま)付近に設置した噴水口から出る水のスクリーンに月や竜などを投影させる。「古くから月をめでる日本の文化が日本庭園のイメージに合う」と考え、月をモチーフにしたという。

 枯れ山水庭では、雪の結晶や水の流れなどをイメージした白や青の映像を砂利に投影するプロジェクションマッピングを行う。大濠・西公園管理事務所の中村正和さんは「枯れ山水庭の表面にある凹凸を生かした演出。水が流れるような世界観を表現した」と話す。

 中村さんは「通常、夜間入園はできない。期間限定の夜の日本庭園を見てほしい。雲海や映像などの動きが加わった庭園を体感してもらえれば」と話す。

 開催時間は17時30分~21時(最終入園は20時30分)。入園料は、高校生以上=1,000円、小・中学生=500円。雨天中止。2月18日まで。

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