作品展「福岡県無形文化財指定 筑前博多独楽(こま)展」が現在、旧福岡県公会堂貴賓館(福岡市中央区西中洲6)2階食堂で開催されている。
玩具としてのこまや、福岡県無形文化財指定の曲技「「筑前博多独楽」で使うこま道具や資料など約65点を展示する。博多独楽師の三代目筑紫珠楽さんの下で曲技に携わる筑紫彩楽さんは「博多には『筑前博多独楽』という文化、芸術があるということを知ってもらいたいと企画した」と話す。
会場では、江戸時代や大正・昭和初期のこまや曲技用のこまの展示のほか、曲技のこまを回す体験コーナーや曲技の映像上映など行う。そのほか久留米市在住の絵描きの千住マサトさんが制作したこまなども展示する。
彩楽さんは「480年以上の歴史があり、福岡博多の伝統芸能である博多独楽を見て、体験してもらいたい。興味を持ってもらうきっかけになれば」と話す。
開催時間は9時~18時(最終入館は17時50分)。月曜休館。入館料は一般=200円、15歳未満=100円、6歳未満・65歳以上無料。3月10日まで。