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福岡県立美術館で鹿児島睦さん個展 器など約300点展示

「『鹿児島睦 まいにち』展」の「ばんごはん」をテーマにした器展示

「『鹿児島睦 まいにち』展」の「ばんごはん」をテーマにした器展示

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 展覧会「『鹿児島睦(まこと) まいにち』展」が現在、福岡県立美術館(福岡市中央区天神5)3階展示室で開催されている。

「ひるごはん」をテーマに、テーブルに並べられた器

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 鹿児島睦さんは1967(昭和42)年生まれ、福岡県出身の陶芸家・アーティスト。沖縄県立芸術大学で陶芸を専攻、卒業後はインテリアショップへ入社し、2002年に陶芸家として福岡を拠点に活動を始めた。同展は鹿児島さん初の大規模な展覧会。器約200点、国内外のブランドとコラボレーションした製品や作品など約100点を展示する。2023年6月に兵庫から始まり、東京、静岡と巡回し、福岡は4会場目となる。

 会場では、日々の暮らしのシチュエーションに分けて作品を紹介。「あさごはん」「ひるごはん」「ばんごはん」をテーマにした大きなテーブルの上に、動物や植物を描いた器を展示。ライトやプロジェクターなどでも朝昼晩を演出する。このほか、「さんぽ」「ごきげんよう」をテーマに、ワンピースやバッグ、イギリスの磁器メーカーとコラボレーションしたテーブルウエア、福岡の老舗和菓子店「鈴懸」とコラボレーションしたパッケージなどを展示。鹿児島さんの作業風景の動画、鹿児島さんの大学時代の作品、私物コレクションなども展示する。

 グッズコーナーでは、Tシャツ(5,280円)、東京都・日本橋にある老舗の戸田屋商店と制作した手拭い(1,650円)、ユニコーンの絵柄が描かれたリングノート(1,045円)、動物の絵と英語のテキストが描かれた「まいにちプレート」(550円)、「ぷくぷくシール」(1,100円)など会場限定グッズを販売する。

 福岡県立美術館普及課の新谷幸子さんは「鹿児島さんの作品やプロダクツはとてもすてきで心が温かくなるものばかり。美術館に来ていただいて、ハッピーな気持ちを持って帰ってほしい」と話す。

 開催時間は10時~18時(入場は17時30分まで)。月曜休館。入館料は、一般=1,600円、高大生=1,000円、小中生=600円。未就学児無料。6月23日まで。

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