特別展「すごすぎる天気の図鑑展~虹のはなし~」が現在、福岡市科学館(福岡市中央区六本松4)3階企画展示室で開催されている。
天気や気象にまつわるネタや知識を紹介する荒木健太郎さんの著書「すごすぎる天気の図鑑」の世界を表現した巡回展で、東京、大阪に続いて3会場目。主催は福岡市科学館、RKB毎日放送、読売新聞社、キョードー西日本から成る「すごすぎる天気の図鑑展 福岡実行委員会」。開催趣旨について、同館企画担当の高瀬美菜子さんは「夏休み期間中の子どもたちにとって自由研究のヒントになる展示会をしたかった。線状降水帯の発生に伴う災害が増えており防災意識を高めたい思いもあった」と話す。
会場では、「どうして雲は空に浮かんでいる?」や「虹は半円ではなく本当は丸い」など同書の内容をいくつか大きな本の形の展示パネルとして順路に沿って設ける。「虹を作る体験コーナー」や、福岡の防災について考えるコーナー、「みんなの空の写真コンテスト」コーナーも用意する。
関連プログラムとして期間中、5階基本展示室内で、サイエンスショー「ふしぎったい!天気のヒミツたんけん隊」(定員90人、5階基本展示室の入場料が別途必要)や、クイズや実験を行うテーブルサイエンス「台風ってなに?」(同10人、同)を1日2回開催する。そのほか、8月11日14時からは、自然災害についてのスペシャルサイエンスショー「Dr.ナダレンジャーの自然災害科学実験教室」(定員220人、入場無料)を6階サイエンスホールで開催する。事前申し込み不要。
会場入り口では、夏休みの自由研究用にお薦めという同館オリジナルワークブック「空の自由研究 超メモ帳」(100円)を販売する。5階ミュージアムショップでは、同展オリジナルグッズの「色変化マグカップ」(1,650円)や「板マグネット 雷雲」(385円)、クリアファイル(440円)などもそろえる。
高瀬さんは「空は当たり前にあるものなので見ない人も多いが、日々変化しているので観察してほしい。今回の展示会をきっかけに、自然科学に興味を持ってもらえたら」と話す。
開催時間は9時30分~19時(入場は18時30分まで)。入場料は、一般=1,300円、高校生=800円、小学生・中学生=500円、未就学児=200円、3歳以下入場無料。8月26日まで。