カフェ&ショップ「tabi CACAO(タビカカオ)」(福岡市中央区赤坂3、TEL 080-7179-7843)がオープンして、9月1日で1カ月がたった。
運営は九州の食材を使ったスイーツや食事の提供、工芸品や雑貨などを販売する「&LOCALS」を展開する「アンドローカルズ」(同)。「尊い生産と食卓をつなぐ」をコンセプトとする。同店では、ベトナム産とコスタリカ産のカカオ豆を使い、日本の食材と掛け合わせ、「bean to bar」の製法でカカオ豆から板チョコレートを作り販売。同店のチョコレートを使ったスイーツやドリンク、カカオ豆を使った食事などのカフェメニューも提供する。
店舗は1階部分のスペースを2区画に分け、一方をクラフトチョコレートやカフェメニューで使う食材などを販売するショップとして運営。もう一方をイートインのカフェスペースとして運営する。店舗面積は2区画合わせて約87平方メートル。席数は、カウンター=5席、テーブル=8席。古民家風の建物で、内装は茶色に統一し、同店で使うカカオ豆の原産地でもあるベトナム家屋の雰囲気に寄せたという。
ショップで販売する商品は、発酵したカカオ豆を自家焙煎(ばいせん)し、喜界島のきび糖や黒糖を加え石臼でつぶしながら練り上げて作るチョコレート「テオブロマ」(小=420円、大=1,380円)をはじめ、「bean to bar」製法で作った板チョコレートできび糖だけを加えた「ダーク」(コスタリカ産カカオ豆・ベトナム産カカオ豆、各880円)や、南大東島のラム酒に漬けこんだカカオニブを使った「南大東島ラムと喜界島黒糖」(コスタリカ産カカオ豆、980円)、小城さんしょうやシナモン、ブラックペッパーなどのスパイスをミックスした「夏スパイス」(ベトナム産カカオ豆、980円)など。ローストカカオ豆をきび糖でコーティングしたおやつ「カカオ豆 喜界島きび砂糖」(小=380円、大=800円)なども用意する。
カフェメニューのラインアップは、自家製チョコレートと九州産の牛乳を使った「旅カカオのプリン」(580円)をはじめ、ローストカカオをトッピングした「元気のカカライス ひむかへべす果汁添え」(自家製ラぺとチョコレートドリンクが付いたセット=1,300円、単品=1,000円)、「幸せの焼きカリー 自家製ニブハニー添え」(同=1,400円、同=1,100円)など。ドリンクメニューは、オリジナルチョコレートラテの「カカオラテ」(650円)、コスタリカ産のコーヒー豆を使った「BASKING COFFEE 旅カカオの珈琲(コーヒー)」(500円)など。
同社パティシエの刀根穂実さんは「カカオの良さや可能性について知ってもらいたい。これからも世界や地域の良いものをアンドローカルズとして届けていけたら」と話す。
営業時間は11時~19時。火曜・水曜・木曜定休。