「第5回 あご祭り」が9月28日・29日、舞鶴公園(福岡市中央区城内)三ノ丸広場で開催される。主催は、調味料や食品を展開する食品メーカーの久原本家グループ(久山町)。
「あご」はトビウオの呼称で、九州北部から日本海側の地域で使われている。あご祭りは、九州のあご漁が最盛期の秋に行う「あご」のおいしさと魅力を伝えるフードイベントとして2017(平成29)年から開催している。これまで天神中央公園やトリアス久山で開催してきたが、舞鶴公園で行うのは初めて。
会場では、長崎・平戸市から直送されたあごを炭火で焼き、2日間合わせて2万5000尾を無料で提供する。フードブースは、あごだしつゆを使ったから揚げやあご天をのせたうどん、焼きあごだしを使ったしょうゆラーメン(以上600円)、みたらし風に仕上げたあごだしのタレをかけたソフトクリーム(500円)などを販売。紙を「あご」の形に切り取り「あごのぼり」を作るクラフト体験や、素材を組み合わせてオリジナルふりかけを作る体験(参加費500円)のブースも設ける。
同社と共に2018(平成30)年から、九州の「あご」の食文化の情報発信に取り組む「九州あご文化推進委員会」メンバーの鹿児島・屋久島町、長崎・新上五島町、平戸市の特産品も販売する。
あご祭り実行委員会の川邉宣彦さんは「物販はもちろん、飲食ブースも過去最大の規模になるので、足を運んで楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は10時~17時(29日は16時まで)。入場無料。