熊本フェア「くまもとモン×福岡天神ジャック」が10月2日から、大丸福岡天神店、天神・長浜屋台街など始まった。主催は熊本県、くまもとDMC（熊本市中央区）。

　熊本の食材や県産酒、観光の魅力を一堂に集めたフェア。熊本の県産品を「くまもとモン」と称し、都市部の百貨店や飲食店と連携し、「くまもとモン×エリアジャック」として、新たな地方産品の流通と話題性を取り込む、食の企画。2022年に大阪・梅田で初開催し、東京・銀座に続き、福岡・天神は今回が初めて。

　期間中、大丸福岡天神店での物産展や各フロアで熊本県産の食材を使った商品や工芸品を販売するほか、マルシェなどを行う。天神エリア・長浜屋台街の屋台では「球磨焼酎×福岡屋台」の企画を展開し、約500年の歴史を誇る球磨焼酎を各屋台で提供する。

　初日の2日はオープニングセレモニーが行われ、木村敬熊本県知事は「大丸福岡天神店という素晴らしい百貨店とともに、福岡県の誇る文化である屋台とも連携して熊本県を知ってもらう願ってもない機会を頂いた。今回のイベントを通して熊本のおいしいもん『よかもん』を福岡に広げていきたい」と意気込みを見せた。

　大丸福岡天神店では9日～14日、本館8階催場で物産展「第3回もっともーっと！熊本展」を開催。「くまもとあか牛」、熊本地鶏「天草大王」、馬肉や海鮮、スイーツなど同店初出店23店を含む55店が出店する。本館地下2階・食品フロアでは、山鹿和栗を中心に球磨栗など熊本県産和栗を使ったスイーツを販売。本館1階・アンテナプラスでは、洋菓子店「パティスリールイ」（福岡県春日市）が山鹿和栗を使ったパフェやくまもとモン素材を使ったスイーツを提供するイートインカフェを期間限定でオープンするほか、パティシエによるスイーツ販売も行う（9日～15日）。

　長浜・天神の41軒の屋台では、41銘柄の球磨焼酎を各屋台で1銘柄ずつ提供する。

　併せて、フェア開催を記念し、西鉄では、高速バス「福岡～熊本線（ひのくに号）」往復乗車券と、くまモンがプリントされた「くまモンミニボトル焼酎」引換券をセットにした「くまもとモン×ひのくに号きっぷ」を、全国バス乗車券アプリ「バスもり！」で限定販売する。

　10月22日まで。