本の販売イベント「BOOK MEETS FUKUOKA(ブック・ミーツ・フクオカ)~本のもりのなかへ。~」が現在、福岡パルコ(福岡市中央区天神2)本館5階のパルコファクトリーで開催されている。主催は福岡パルコ。
福岡のブックイベント「ブックオカ」を主催する「ブックオカ実行委員会」と書店「ブックスキューブリック」(赤坂2)が、「本と読者が幸せに出会える場」を創出するために企画した初開催の同イベント。全国の出版社や福岡の独立系書店が選んだ本など約3500冊を販売する。
会場内の棚には全国の出版社約30社の本が並ぶ。出版社のラインアップは、デザイン書や料理書などを手がける「グラフィック社」、ノンフィクションや歴史ものを出版する「忘羊社」、建築やまちづくりの専門書や実務書などを刊行する「学芸出版社」、韓国文学の翻訳書などを手がける「クオン」、「D&DEPARTMENT」、「ミシマ社」など。
テーブルには、福岡県内の独立系書店「ブックスキューブリック」「ナツメ書店」「本灯社」「カウンターVol.3(ブックバーひつじが)」「本のあるところajiro」「徘徊堂」の6店が、それぞれ選んだ本を並べる。柱の周りには、直木賞受賞作家や歌人、建築家など約60人の推薦する本を紹介する「本好きの達人の激オシ本」コーナーを設ける。
このほか、宮沢賢治をテーマに集めた絵本を展示する「ミニ絵本カーニバルコーナー」や、ブックオカのメインイベント「のきさき古本市」の出張版として、日替わりで古書店主が出店するコーナーも設ける。
本の購入客には、イベントのメインビジュアルを手がけたペン画アーティスト・日高あゆみさんのイラストと本にまつわる名言を書いたオリジナルしおりを進呈(10種類、1会計2枚まで)。日高さんが描いたイラスト原画も展示販売する。
ブックスキューブリック代表の大井実さんは「森をイメージして心が落ち着く空間を作った。ゆっくりと本を選んでもらい、特別な一冊と出合う意義を感じてほしい」と話す。
開催時間は10時~20時30分(最終日は18時まで)。入場無料。11月10日まで。