
画家・田中千智さんの個展が現在、福岡三越(福岡市中央区天神2)4階の岩田屋三越美術画廊で開かれている。
田中さんは福岡県糸島市出身。多摩美術大学美術学部絵画学科油画專攻を卒業し、2006(平成18)年、画家として福岡を拠点に活動を始めた。作品の多くは、アクリル絵具を使った漆黒の背景に、油彩で人物や動物などを描くスタイル。昨年からアトリエを福岡市の能古島へ移している。
同画廊での田中さんの個展開催は2年ぶり、今回で2回目。小さな作品から大きな作品まで、新作66点を含む絵画作品93点を展示・販売する。個展のテーマについて、田中さんは「『楽しく好きなものを描く』をモットーに制作した。アトリエを能古島に移した後の制作だったので、海や花、植物など自然のモチーフを描いた作品が多い」と話す。
会場では、壁面に作品を展示するほか、中央の「本の仕事」コーナーで田中さんが装画を手がけた書籍などを展示する。
田中さんは「準備期間中は、アトリエ・自宅両方で制作に取り組んでいたので、無事に開催できてほっとしている。自分の力を出し切った。ぜひ足を運んでもらえれば」と話す。
営業時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。2月24日まで。