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天神で「匠の饗宴」 女性の伝統工芸士や作家、和菓子職人らの作品展示

(左から時計回りに)相澤久美子さんの「博多織」、梶原真理江さんの「伊万里・有田焼」、高取由布子さん(高ははしごだか)の「高取焼」

(左から時計回りに)相澤久美子さんの「博多織」、梶原真理江さんの「伊万里・有田焼」、高取由布子さん(高ははしごだか)の「高取焼」

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 イベント「匠の饗宴(きょうえん)~30人の女性たち~」が3月6日~9日、アクロス福岡(福岡市中央区天神1)で開催される。

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 アクロス福岡開館30周年企画として開く同イベント。3月8日の「国際女性デー」に合わせて開き、女性の伝統工芸士、和菓子職人、調香師など12都府県30人の作品を集めた展示をはじめ、うち24人の作品販売、トークセッション、体験イベントなども行う。

 同施設事業部の萩原さんは「アクロス福岡は伝統工芸品の振興発展のために、さまざまなイベントを通し、工芸品の魅力を発信してきた。今回のイベントは、女性伝統工芸士が伝統工芸士全体の約18%と少ない現状の中、さまざまな分野で活躍している人や、女性の感性を生かし生み出される工芸品を伝えたいと思い企画した」と話す。

 1階・円形ホールでは、照明・音・香りなどの演出を行った空間に30人の作品を展示する。展示作品は、京鹿の子絞の着物、博多織の帯、伊万里焼・有田焼など。トークセッションも開き、8日は伝統・職人文化における新しい景色や新しいデザインの形をテーマにトークを行う「土地の物語が教えてくれること」(13時~14時10分。予約優先)、9日は九州初の杜氏の若波酒造 今村友香さんと伝統工芸士2人が登壇する「伝統を未来に繋(つな)ぐ 女性の感性から生まれるもの」(同)を開く。予約はアクロス福岡ウェブチケットサイトで受け付ける。

 販売は、1階アトリウムでは福岡県久留米市に店舗を構える和菓子店「日果」の「彫刻最中」(500円)、わっぱに詰めた花おはぎ「こはぎ」(400)円や、重要無形文化財に指定されている「久留米絣(かすり)」を使った商品を販売する「IKI LUCA」のポップアップストアなど。2階交流ギャラリーでは工芸品約1000点を展示・販売し、会期中は工芸士と作家が常駐する。

 体験イベントは、2階交流ギャラリーで伝統工芸士の技術が見られる実演や、直接指導を受け制作を体験することができるイベントを開き、6日は「博多織 コースター作り」(参加費=1,000円))、8日は「伊万里・有田焼 絵付け体験」(同3,000円)など。コミュニケーションエリアでは、天然精油を調香した植物香水作り(6日・7日11時~、9日10時~、12時~。同=4,000円)などの体験イベントを開く。

 開催時間は10時~17時(最終日は16時まで)。入場無料。

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