
特別展示「ありがとう和田毅投手展」が現在、「BOSS E・ZO FUKUOKA」(福岡市中央区地行浜2)4階、「王貞治ベースボールミュージアム」内の企画展示コーナーで開催されている。
和田毅さんは2002(平成14)年にプロ野球球団「福岡ソフトバンクホークス」の前身、「福岡ダイエーホークス」に入団。2011(平成23)年から米・メジャーリーグ挑戦を経て、2016(平成28)年に福岡ソフトバンクホークスに復帰した。2022年9月には日本プロ野球で通算150勝をマークし、2024年5月には43歳2カ月で勝利投手となり、球団最年長勝利投手の記録を更新した。同年11月5日に現役引退を発表し、22年間の現役生活に幕を閉じた。同展は引退発表後の昨年11月に開催したものを再開催する。今回は、今月15日に行われる引退記念試合に伴い開催する。
会場では入団時から引退までの軌跡を写真とともに振り返る年表や、現役時代に最後まで使っていたユニホームやグローブ、スパイク、通算150勝達成時の記念ボードなどを展示する。このほか、今回の展示から、2003(平成15)年の入団選手発表時の「入団選手寄せ書きサイン色紙」や福岡ダイエーホークス時代のジャンパー「タカジャン」なども追加し、全体で約40点を紹介する。
今回は、追加展示として、ホークスのオフィシャルリポーターを務める加藤和子さんの取材を基にした展示コーナー「和田毅展~ワッチとかずこ~」も設ける。ホークスの公式サイト内の有料コンテンツ「モバタカ」で公開している和田さんに関するコラムをボード展示するほか、動画も上映。コラムでは、プロモーション写真の撮影前の様子や、他の選手とイベントでの提供グルメを食べる様子など、野球以外の姿も紹介する。
福岡ソフトバンクホークス広報室の山口紗耶佳さんは「『ワッチとかずこ』のコーナーでは笑顔あふれる展示とともに、和田投手の試合とは違った意外な一面も見ることができる。引退記念試合と併せて、貴重な展示品やエピソードを目に焼き付けてもらえたら」と話す。
開催時間は11時~19時(土曜・日曜・祝日は10時~)。入場には、「王貞治ベースボールミュージアム」または「王貞治ベースボールミュージアム」内の「89パーク」のチケット購入が必要。料金は、王貞治ベースボールミュージアム=16歳以上1,800円、7歳~15歳900円、89パーク=同1,000円、7歳~15歳500円。いずれも6歳以下無料。今月16日まで。