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天神のワンビル最上層に「ワン・フクオカ・ホテル」 今月開業へ

「ONE FUKUOKA HOTEL」のエントランスラウンジ

「ONE FUKUOKA HOTEL」のエントランスラウンジ

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 ホテル「ONE FUKUOKA HOTEL(ワン・フクオカ・ホテル)」(福岡市中央区天神1)が4月24日に開業するのを前に、4月7日、内覧会が開かれた。

19階のカフェ&バー「THE ROOF」ルーフトップテラス席の様子と「水鏡」をモチーフとした大水盤

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 西日本鉄道が同日開業する大型複合ビル「ONE FUKUOKA BLDG.(ワン・フクオカ・ビルディング)」の18階・19階に位置する同ホテル。運営は「Nishitetsu One Style」(博多駅前3)。運営パートナーに「Plan・Do・See(プラン・ドゥ・シー)」(東京都港区)を迎える。コンセプトは「天神の空に、くつろぐ」。客室41室をはじめ、レストラン、カフェ&バー、中庭、大浴場、宴会場などの施設を備える。

 内装デザインは、建築家・中村拓志さんが手がけた。館内は和モダンを基調とし、空と眺望が楽しめる大窓や吹き抜けを採用するなど、開放感のある造りとした。館内施設には、ルーフトップテラスを備えたカフェ&バーや、吹き抜けになった中庭「ガーデンテラス」を設ける。館内や客室内には、稲妻をモチーフにしたアート作品を制作する現代アーティスト・舘鼻則孝さんの絵画など、新作約80点を展示。館内の共用部やエントランスラウンジなどでは、西鉄電車の鉄道レール音や、大濠公園の水音などを採取して作ったオリジナルBGMを流す。

 客室は、2フロアに8タイプ41室を用意する。広さは35~64平方メートル。主な客室は、43平方メートルのテラスと62平方メートルの客室から成るスイートルーム「TENJIN CORNER TERRACE SUITE(テンジン・コーナー・テラス・スイート)」(2部屋)、最上階に位置し、カウンターキッチンとダイニングテーブルを完備したスイートルーム「THE ONE FUKUOKA SUITE(ザ・ワン・フクオカ・スイート)」(1部屋)、客室内の書斎から中庭の「ガーデンテラス」を望める「SIGNATURE KING(シグニチャーキング)」(7部屋)など。

 18階には、客室のほか、サウナとウッドデッキを備えた大浴場を配置。「ライブラリーラウンジ」では、福岡にちなんだ書籍などさまざまな本をそろえるほか、セルフサービスのコーヒーや紅茶、アイスクリーム、ライトスナックなどを無料で提供する。

 19階にはエントランスラウンジをはじめ、レストランやカフェ&バーを展開。オープンキッチンを客席で囲んだ造りで、モーニング、ランチ、ディナーメニューを提供する「THE KITCHEN」、九州の食材を使った料理をカウンター席の目の前で調理する鉄板焼きレストラン「WAN STEAK HOUSE」、ルーフトップテラスを備え、菅原道真公に由来して「水鏡」をモチーフとした大水盤も配置したカフェ&バー「THE ROOF」をオープンする。

 宴会場では、専属のシェフが目の前で調理する、収容人数40人の小宴会場「CHEF’S TABLE(シェフズテーブル)」(19階)や、収容人数200人の大宴会場「THE BALLROOM(ザ・ボールルーム)」(6階)を用意する。

 同ホテルゼネラルマネジャーの高畠隆広さん(高ははしごだか)は「長く愛されるホテルであり続けたい。開業してからがスタートだと思っており、変わり続けること、進化し続けることが大事だと考える。これからもいろいろなアクションを積み重ね、特に地元・福岡の方々に愛されるようなホテルにしていきたい」と開業への思いを語る。

 宿泊料金は約5万円~35万円(4月7日時点の価格、時期により変動する)。

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