
展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」が現在、福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園)で開催されている。
イギリスのデザイナー、サー・テレンス・オルビー・コンラン(1931~2020)を紹介する同展。コンランさんは10代でテキスタイルや食器のパターンデザイナーとして活動を始め、1960年代に生活用品を扱うショップ「ハビタ」、1970年代からはセレクトショップ「ザ・コンランショップ」を展開。家具などのプロダクト開発のほか、レストラン事業やロンドンの倉庫街の再開発なども手がけた。同展は、コンランさんの作品や手がけた事業を紹介する展覧会として、昨年、東京で初開催し、福岡は2会場目となる。
会場では、コンランさんがデザインしたテキスタイル、食器、家具をはじめ、家具をデザインする工程で作られた模型やスケッチ、1960年代のハビタで販売されていた商品、ハビタの商品陳列を再現した展示、コンランさんの仕事部屋の写真、コンランさんが所有していたペダルカーや愛用品、映像、著書、資料など300点以上を展示する。
グッズコーナーでは、同展に合わせて制作された書籍「『Who is Terence Conran?』 A BOOK FOR THE EXHIBITION Terence Conran: Making Modern Britain」(3,300円)や、展覧会限定のポストカード(各220円)、ステンレスボトル(6,050円)、マグカップ(各1,980円)、Tシャツ(各4,950円)などを販売する。
会期中、福岡市美術館2階の「レストランプルヌス」と1階の「カフェ アクアム」では、ザ・コンランショップ東京店に併設する「オルビーレストラン」のシェフ・紺野真さんが監修した特別メニューを提供。レストランプルヌスでは、「フィッシュ&チップス」(1,760円)とパウンドケーキの「ウイークエンド・シトロン バニラアイス添え」(1,100円)をそろえ、カフェ アクアムでは、「レモングラススカッシュ」(880円、テイクアウト864円)を用意する。
開催時間は9時30分~17時30分(入場は閉館の30分前まで)。月曜休館(5月5日は開館、7日は休館)。観覧料は、一般=1,800円、高・大学生=1,000円、小・中学生=600円。6月8日まで。