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天神でアニメーション監督・前田真宏さんの展覧会 スケッチや画稿など

福岡会場の開催初日に来場した前田真宏さん

福岡会場の開催初日に来場した前田真宏さん

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 アニメーション監督・前田真宏さんの展覧会「『雑・前田真宏」展」が6月13日、福岡パルコ本館(福岡市中央区天神2)5階で始まった。

福岡会場の展示

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 前田真宏さんは1963(昭和38)年福岡県北九州市生まれ。東京造形大学在学中に「超時空要塞(ようさい)マクロス」「風の谷のナウシカ」などの作品にアニメーターとして参加した後、アニメ制作会社で原画や設定、演出、アニメーション監督などを担当。2012(平成24)年に映像企画・制作を手がける「カラー」(東京都杉並区)に入社。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の監督や、映画「マッドマックス 怒りのデスロード」のコンセプトアート&デザイン、アニメ「怪獣8号」の怪獣デザインなど、アニメーション監督・アニメーター・デザイナー・漫画家として活動している。

 同展は今年2月に発売された前田さんの画集「雑 前田真宏 雑画集」の刊行を記念して開催する、前田さん初の展覧会。今年1月から池袋パルコ、名古屋パルコを巡回し、福岡は3会場目となる。

 会場では、同書に収録されている、作品の企画段階のイメージスケッチや中間成果物、画稿などを、アクリルパネルやボード、タペストリーなどを使い紹介する。映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のパンフレット表紙用原画のパネルや、映画「シン・仮面ライダー」の未使用イメージボード、映画「マッドマックス:フュリオサ」のフュリオサイメージ画、未発表企画の「出雲の阿国」のイメージボードのコラージュ、布袋寅泰さんのツアーパンフレットのイラストなど、前田さんが携わった20以上の作品から100点を超える展示物を並べる。

 開催初日は前田さんが来場。前田さんは「『出雲の阿国』など実現しなかった企画の展示もある。今振り返って見ると面白い」と話し、「40年でいろいろな仕事をしている。展示を通じて40年間の歴史や時代の背景に思いをはせてもらえれば」と呼びかけた。

 グッズは、同展のために描き下ろしたキービジュアルを使ったカバー付きの「PARCO限定 Special Edition『雑 前田真宏 雑画集』」(6,600円)、展覧会オリジナルグッズのポストカード(各330円)やA4クリアファイル(各550円)、アクリルキーホルダー(各880円)などを販売する。

 開催時間は10時~20時30分。入場料は1,200円、未就学児無料。今月29日まで。

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