
福岡市科学館(福岡市中央区六本松4)で現在、特別展「カガクノミカタ展」が開催されている。
同展は、NHK Eテレの番組「カガクノミカタ」を元に、「自分だけの『フシギ』、見つけよう」をテーマに、さまざまな「科学の見方」を集めた展覧会。同番組で放送するテーマの中から8つのテーマについてパネルで展示するほか、触ったり見たりすることができる約50点の体験型展示を行う。
同館企画担当の高瀬美菜子さんは「当館は、『身近なものから問いを見つける』をテーマにしている。今回の展覧会も、身近なものをいろいろな角度で見ると面白いと気づいてもらいたいと企画した」と話す。
会場では、「分解してみる」「断面を見てみる」「大きくしてみる」「あいだを考えてみる」「さわってみる」「並べてみる、比べてみる」「じっくり見てみる」「仲間分けしてみる」の8つのテーマに分けて展示。「あいだを考えてみる」では、同館で育てているメロンの苗を展示し、メロンの成長を見ることができ、「さわってみる」では鉄や木、ガラスなどの素材の違いを触って比べることができ、「大きくしてみる」ではデジタル顕微鏡を使って紙などを拡大することができる。テーマごとに、来館者が気づいたことを付箋に書いて貼るコーナーも設ける。
併せて、「アサヒシューズ」「宮島醤油(しょうゆ)」「福岡市地下鉄」などの企業協力の下、靴や地下鉄のレールの断面を展示するほか、みそになるまでの工程などを紹介する。
高瀬さんは「親子、友達など、来館者同士で一緒に楽しめる展示になっている。互いの『フシギ』を共有して、新たな『フシギ』を見つけてほしい。他の人が書いた付箋を見るのも面白いと思う」と話す。
開催時間は9時30分~19時(入場は18時30分まで)。料金は、一般=1,200円、高校生=800円、小学生・中学生=500円、未就学児(4歳以上)=200円、3歳以下入場無料。8月26日まで。